【ルール&レビュー】チョコボの不思議なダンジョン ボードゲーム

 今回は「チョコボの不思議なダンジョン ボードゲーム」を紹介いたします。

協力してチョコボコマを進めて、1F~3Fの不思議なダンジョンをクリアし、4Fのボスを倒すことが目的の協力ボードゲームです。途中で出現する敵を倒したり、無視して走ったり、カードを補充するために野菜を食べたりといろいろなアクションを駆使してクリアを目指します。これらのアクションは、以前紹介した「オバケやしきのすうじのアクマ」のように、全プレイヤーが数字の順番を考慮して出したカードに影響するため、プレイヤー間の連携が重要になります。

特徴

ゲームの準備

  1. 上記写真が内容物です。まずはチョコボボードを組み立てます。円型の穴にシリンダーを差し込んで、アクションダイヤルを裏返してランダムに回転させます。

  2. アクションダイヤルをひっくり返して、丸穴から数字が見える位置に調整します。それからライフゲージの9にピンク色のライフカウンターを、野菜ゲージの5に緑色の野菜カウンターを置きます。


  3. ゲーム難易度に応じて本トークンを表にし、取得します(全メンバーで共有)。
  4. 難易度 1人プレイ 2人プレイ 3/4人プレイ
    Easy - 3 3
    Normal 2 2 2
    Hard 1 1 1
  5. チョコボカードをシャッフルした山札から、ゲーム難易度に応じた枚数を各プレイヤーに配り、他のプレイヤーには見えない手札とします。
  6. 難易度 1人プレイ 2人プレイ 3/4人プレイ
    Easy - 10 7
    Normal 10 8 6
    Hard 7 6 5
  7. ダンジョンタイル1F,2F,3Fの順に上になるよう重ねます。なお★がついているタイルの方が若干難しい面になります。
  8. ダンジョンタイルにチョコボコマ死神コマを置きます。


  9. モンスターカードを初級と上級に分けてシャッフルし、山札とします。
  10. 野菜トークン本トークンを裏向きにして、用意します。
ゲーム準備が完了した状態です。いざ冒険へ出発!

勝敗条件

勝利条件
  • 4Fまで進み、ボスを倒す
敗北条件
  • チョコボのライフが0になる
  • 各階において、死神ゲージの最後のマスに死神コマが到達する。
  • 4Fにおいて、チョコボコマと死神コマが一時的にでも隣り合わせになる
  • 一人でも手札から必要な枚数のカードが出せなくなる

ゲームの進め方

全プレイヤーで以下のラウンドを繰り返して進めます。
  1. ダンジョンタイルに指定された「出現モンスター数」の種類と枚数分、モンスターカードを山札からめくって公開します。(図では初級を2枚)


  2. チョコボカードの山札から、プレイ人数に応じたチョコボカードをランダムカードとしてめくって公開します。(2人:1枚, 3人:2枚, 4人:1枚, ※1人は特殊なので説明書をご覧ください
  3. ランダムカードを見た上で、全プレイヤーは手札からチョコボカードを1枚伏せて出します。(2人プレイ時は2枚伏せて出します)
    ここで、手札の番号を具体的に話すことは禁止です。
  4. 出したカードを一斉に公開し、ランダムカードと合わせてアクションダイヤルの1~5に、数字の小さい順に置きます。(下図では3->24->27->71->97の順)


  5. ダイヤルの1から順にアクションを実行します。
    上の例では、以下のアクションを上から実行します。
    ダイヤル1:たべる1 or たたかう1
    ダイヤル2:たべる5 or はしる5
    ダイヤル3:はしる5 or たたかう5
    ダイヤル4:しにがみ3
    ダイヤル5:はしる3

    各アクションは以下です。
  6. 行動 説明
    はしるx xマス分チョコボコマを進める。進む方向は任意だが1回の行動で同じマスを通ってはいけない。止まったマスの効果の処理を行う。
    たべるx xだけ野菜カウンターを減らして、x枚ほどチョコボカードを山札から引く。引いたカードは各プレイヤーに自由に分配する。(野菜カウンターが不足している場合、減らせるだけ減らし、その分だけチョコボカードを引ける)
    たたかうx モンスターカードを1枚選んでx分のダメージを与える。累積ダメージがライフ以上になるとモンスターを退治でき、報酬を得る。(ダメージの記録にダメージトークンを使用)
    しにがみx xマス分死神コマを進める。
  7. 全アクションが終わった時点でモンスターカードが残っていると、攻撃力の合計分、チョコボのライフを減らします。

  8. 使用したチョコボカードはすべて捨て札にして、ダイヤルを時計回りに1つ分回転させます。
ダンジョンタイルのマスの効果は以下です。
マス 説明
野菜マス 野菜トークンを1枚表にし、出てきた数字分だけ野菜カウンターを増やす。
本マス 本トークンを1枚表にし、取得する。上限は3枚までで、4個以上は直ちに選んで捨てること。
ダメージマス 指定のダメージを受けて、ライフカウンターをその分減らす。
死神マス 指定のマス分死神コマを進める。
ライフマス ただちにライフが1回復し、ライフカウンターを1増やす。
本トークンの効果は以下です。どのタイミングでも使用できます。

もし「はしる」アクションでゴールマスに到着したら、ただちに以下の処理を行います。
  • 以降のアクションは無効となり、アクションダイヤルを1つ回転する
  • 公開されているモンスターカードをすべて捨てる(報酬は受け取らず、ダメージもなし)
  • 次の階のダンジョンタイルに変えて、チョコボコマも死神コマもスタートマスに置く
  • ライフも野菜、手札などはそのまま引き継いで、新たなフロアのラウンドを開始
4Fについて
4Fのタイル(1Fの裏)にボスタイルを置きます。(説明書の引用ではベヒーモス)
死神コマは時計回りに回りますが、チョコボは特に指定がありませんでした。「はしる」と同じルールだと1回の「はしる」で同じマスを通らなければ、どちら回りでもよさそうですが、私は時計回りで遊んでいます。
ラウンド終了時に死神コマが止まっているマスの効果が「ボスの攻撃」としてその分だけダメージを受けます。公開されているモンスターカードがあれば、そのダメージも受けます。左上のボスのライフ(上図では20)以上のダメージを与えて、ボスを倒しましょう!
なお、チョコボコマと死神コマが隣り合わせになると敗北してしまうので、注意してください。


ちらっと見えているオメガ(ボス)の場合、ライフが増えているだけでなく、以下の凶悪な攻撃も追加されているので、ベヒーモスに慣れてきたら頑張って挑戦してみてください。
  • 暗闇攻撃:次のラウンドはランダムカードの内容を見ずに、カードを出さないといけません
  • カード廃棄攻撃:プレイヤー全体で、数字分のカードを捨てなければなりません

個人的な感想

もともと「オバケやしきのすうじのアクマ」が好きでしたので、ゲームシステムを見ただけで気に入って購入しました。実際に遊んでみても期待を裏切らない遊び感で、難易度もちょうどよく、とても楽しいゲームです。
運要素が強そうな印象もありますが、アクションダイヤルは1つずつ回るので次のアクションを想定でき、いくつ食べるか、どれだけ進むかなど考えるところも多いです。「たたかう」「たべる」のパワーは大きい方が良いですが、「しにがみ」は小さい方が良く、「はしる」はピンポイントなので、カードバランスも絶妙です。
ゲームシステムも世界観とマッチしており、お気に入りのゲームの1つです。

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