【ルール&レビュー】タリスマン・伝説の勇者たち
今回は「タリスマン(TALISMAN)・伝説の勇者たち」を紹介いたします。
バッグビルディング要素があり、敵を倒して報酬を得て、攻撃の要となるバッグのトークンを強化していくゲームです。どんどん強化されていくのが体感できて、さくさく遊べるゲームとなっています。
目次
特徴
ゲームの準備
アドベンチャー1の設定例が上図ですが、アドベンチャーごとにトークンを準備しないとならないので、少し大変です。
左下に見えるのがアドベンチャーシートで、右に見えるタイル群が今回のマップとなり、これらもアドベンチャーごとに異なります。
左下に見えるのがアドベンチャーシートで、右に見えるタイル群が今回のマップとなり、これらもアドベンチャーごとに異なります。
- 各プレイヤーはヒーローを選び、ヒーローフィギュアと固有トークンが入ったヒーローバッグを受け取ります。なおヒーローには固有の能力があります。
また男女のフィギュアを選べます(バッグが共通なので、一緒には選べませんが)。
※「戦士」の能力はアイコンの説明をしているだけのように読み取れますが、最初からこのアイコンのトークンを持っていること自体が固有の能力のようでした - 今回遊ぶアドベンチャーシートを選んで、ルールブックのP8以降の該当するアドベンチャーブックのセットアップを行います。
※アドベンチャーシートの表面から始めて、途中で裏返して、両面を使って各アドベンチャーを進めていきます - 難易度に応じて時間カウンターを置きます(☆が多いマスほど残り時間が少なくなるため、難しくなります)。
- じゃんけんなどで最初の手番プレイヤーを決めます。
ヒーロー | 能力 |
---|---|
ドワーフ | バッグから1個多く引いて、選んで1個をバッグに戻せる |
魔法使い | <魔法>の無いトークンを引いた場合、引き直せる |
戦士 | 初めから<剣>+のトークンを持つ |
トロール | <剣>の無いトークンを引いた場合、引き直せる |
エルフ | <魔法>を1回だけ<剣>に変換できる |
占い師 | 時間を戻すトークンを<剣>、または<魔法>に変換できる |
ここで、<剣>はトークンに描かれたアイコンを指しており、<魔法>は紫色の円錐です。他にも<砂時計>が描かれたアイコンもあります。
勝敗条件
- 勝利:各アドベンチャーの最後の任務を達成して、タリスマンを取り戻すこと
- 敗北:時間カウンターが最後の月のマスに到達すること(ヒーローごとに体力はなく、ダメージを受けると共通の時間を消費します)
ゲームの進め方
手番では以下の3つのフェイズを行って、次のプレイヤーに順番が移ります。
これを繰り返して、任務を達成しましょう。
- 冒険の旅:ダイスを振って、移動します
- 遭遇:移動したタイルに裏向きのアドベンチャートークンがあれば、めくります
- 報酬を手に入れる:敵を倒したら、敵1体につき1個の報酬トークンを報酬バッグから引けます
冒険の旅
ダイスを振って、出た目以内でタイルを進みます。
もし<砂時計>の目が出ると、最初に時間カウンターを1マス進めます。
<うずまき>の目が出ると、どこでも好きなタイルにジャンプできます。
敵と同じタイルに居てもダイスを振って移動はできますが、通過することはできませんので、注意してください
遭遇
移動したタイルに敵トークンがあれば敵と遭遇します。
または裏向きのアドベンチャートークンがあれば全て表にし、敵が出てくる場合もあります。
敵と遭遇したら、自分のバッグからヒーロートークンを3個引いて、敵のアイコンの<剣>と<魔法>の数以上のトークンが引けたら勝利して、敵を取り除けます。
敵は複数出ますが、ヒーロートークンの<剣>と<魔法>の合計が多ければ、複数の敵を同時に倒すこともできます。
もし敵が倒せなかった場合はそのままです。
ここで引いたヒーロートークンはそのままにしておきます。
ヒーロートークンをバッグに戻すには、以下の2つのケースがあります。
- バッグからヒーロートークンを引く前に、すべて戻すか、1つも戻さないかを選択
- ヒーローバッグのヒーロートークンの数が2個以下
報酬を手に入れる
敵を倒すだけでなく、アドベンチャートークンが報酬の場合に報酬バッグから報酬トークンを引くことができます。
ただし、もし敵がいる場合は、敵を倒さないとアドベンチャートークンの報酬もアイテムも得ることはできません。
ここで入手したトークンは戦闘で使用できますが、引いたヒーローに限らずどのヒーローのバッグにも入れることができます。
報酬トークンは戦闘を有利に進めることができるものばかりで、一部を以下に紹介しますね。
個人的な感想
お子さんでも楽しめる単純なゲームですが、誰に報酬を渡そうか、どのタイミングでヒーロートークンをバッグに戻そうかなど、悩ましい部分もあり、よくできたゲームだと感じています。
もちろんドラゴンのような手強いボスモンスターも登場します。
シナリオは5つだけであり、難易度も時間のマージンの大きさを変えるのみなのでリプレイ性は乏しい印象はありますが、ヒーローが6種類あるので、いろいろと組み合わせてみるのも良いかもしれません。
またシンプルなので、ボードゲームに慣れていない人とも遊べる柔軟さはあります。
個人的にはバッグビルディングが好きなので、このゲームに出会えて良かったです!
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