【ルール&レビュー】イーオンズエンド(AEONS END)

 今回は「イーオンズエンド」を紹介いたします。


協力して巨大なボス「ネメシス」を倒すデッキ構築ゲームです。
グレイブホールドと呼ばれる人類最後の拠点を守りながら、呪文を駆使してネメシスの体力をゼロにすることを目指します。
個性的なプレイヤーは8人いて、倒す対象となるネメシスも4体おり、購入できる呪文カードなども変更できるので、何度でも遊べます。
ドミニオンのようなカード型のデッキ構築ゲームですがデッキシャッフルはせず、デッキが尽きると捨て札をそのまま裏返すので、そこまで運に左右されません。
なお難易度は高いので、慣れるまでは負けてばかりでした^^

目次

特徴

ゲームの準備


代表的なトークンやタイルを載せています。
トークン類はいつでも取ったり戻したりできるよう、トレイに入れておきましょう。
使用するプレイヤーごとにプレイヤーマットと破孔タイルを準備します。
ここではジアンを例に挙げますが、プレイヤーを識別するためのプレイヤー番号トークンを置きます(2人なら1か2、3人なら1か2か3)。
通常モードでは10ポイント分の体力トークンを置きます。
開始時手札開始時デッキに書かれているカード5枚ずつをそれぞれ手札と、裏面のプレイヤーデッキとして準備します。
水晶スパークは最弱カードなので、だいたいどのプレイヤーにもありますが、それ以外のカードがプレイヤー固有の特別なカードになります。
ややこしいのが破孔タイルで、詳細は後で説明しますが、アイコンに合わせて並べます。
I~IVの番号があるので、注意してください)
満月みたいなアイコンは裏面のパワーアップ済み(開放状態)で、四角いアイコンは表面の閉鎖状態で黄色の場所を合わせて置いてください。


次にサプライを準備します。
この9種類のカードの中からカードを購入して、デッキを強化していくので、お店と考えてください。

なお、カードの右上に書かれている数字が必要なお金のようなもので、エーテルと呼びます。
このカードには宝石カード呪文カード遺物カードの3つのタイプがあります。
  • 宝石カード:エーテルを生み出すカード
  • 呪文カード:ダメージを与えるカード
  • 遺物カード:有用な効果を与えるカード
ゲームの度にサプライを構成しますが、プレイヤーやネメシスによって有効だったり、コンボがつながったりするカードの組み合わせがあるので、このカードの選出は重要です。
もちろんランダムに選ぶこともできますが、難易度はぐっと高まります。
9種類のうち宝石カードを3種類、呪文カードを4種類、遺物カードを2種類選び出します。
そして、グレイブホールドの体力ダイヤルを30に、今回のネメシスの体力に合わせてダイヤル数をセットし、ターン順カードの山を作ります。


上記は2人プレイ時のターン順カードの例になりますが、人数に応じて使用するカードは異なります。
(数字はプレイヤー番号トークンの番号を表します)
  • 2人プレイ:1,1,2,2,ネメシス,ネメシス
  • 3人プレイ:1,2,3,ワイルド,ネメシス,ネメシス
  • 4人プレイ:1,2,3,4,ネメシス,ネメシス
ターン順カードをシャッフルして、裏向きで山を作ります。
ワイルドは、プレイヤーのうち誰でも良いことになります。

最後にネメシスのデッキを用意します。
ネメシスカードには、相手とするネメシス専用カードと、全ネメシスに共通で使用する基本カードがあり、カードの下部分に記載されています。


ネメシス専用カードはすべて使用しますが、基本カードは右下に書かれている階層ごとに、プレイヤー数に応じて追加する枚数が異なります。
追加枚数 1人 2人 3人 4人
階層1 1 3 5 8
階層2 3 5 6 7
階層3 7 7 7 7

階層ごとにネメシス専用カードと基本カードを混ぜてシャッフルし、一番下が階層3の山、次に階層2の山、最後に階層1の山となるように裏向きでデッキの山を積み上げます。
つまり、ネメシスデッキからカードを引いたら、始めは階層1のカードを引いていき、階層1が尽きたら階層2のカードが出てくるようになります。
ネメシスデッキができたら、ネメシスマットの裏面に記載されている準備ルールのように準備します。


ネメシスマットの下に書かれている追加ルールは、事前に読んでおきましょう。
プレイヤーやネメシス固有のセットアップがあって少し大変ですが、これで準備は完了です。

勝敗条件

勝利条件
  • タイムアップ:ターン終了時にネメシスデッキにカードが残っておらず、ミニオンカードもパワーカードも残っていない
  • 撃破:ネメシスの体力が0
敗北条件
  • すべてのプレイヤーの体力が0(疲弊状態
  • グレイブホールドの体力が0
  • ネメシスマットに記載された終了条件を満たす

ゲームの進め方

各ターンはターン順カードの山からカードを引いて、数字だったら該当するプレイヤーターン、ネメシスだったらネメシスターンを行います。
引いたカードは捨て山にまとめますが、ターン順カードを引くタイミングでカードが無い場合、捨て山のカードをシャッフルして、新たな山を作ります。
プレイヤーターンは呪文フェイズメインフェイズ手札補充フェイズの順番で手番を進めます。

呪文フェイズ

まず呪文はこのタイミングで破孔タイルにセットされていないと、キャスト(発動)できません。
4つある破孔タイルには開放状態閉鎖状態があります。
  • 開放状態:呪文を自由に扱える状態(呪文フェイズでキャストしてもしなくても良い
  • 閉鎖状態:呪文を一人前に扱えない状態(呪文フェイズでキャストしないといけない
閉鎖状態の破孔タイルを強化する(メインフェイズで説明)ことで開放状態にできます。
一度開放状態になったら、閉鎖状態には戻りません。


上記は閉鎖状態の破孔タイルですが、メインフェイズで開放に必要なエーテルを支払えば、裏返して開放状態にできます。
強化するごとに矢印の方向(時計回り)に90度回転しますが、現在の状態は上方向(文字が読める向き)と考えてください。
※上の例では開放に必要なエーテルは7、強化に必要なエーテルは3

呪文カードのキャストする順番は任意です。(破孔タイルの順番に依存しません)
キャストした呪文カードはすぐに自分のデッキの捨て山に捨てます。
攻撃対象(ネメシスやミニオン)に体力以上のダメージを与えても、余剰ダメージを他に与えることはできません

メインフェイズ

手札を使用するフェイズです。
次の8種類のアクションを任意の順で任意の回数実行できます。
  • 宝石/遺物カードのプレイ
    手札の宝石カードや遺物カードをプレイして、エーテルを獲得したり、有用な効果を得たりします。
  • サプライカードの購入
    サプライにあるカードの右上のコスト分、このターンに獲得したエーテルを消費することで、そのカードを獲得できます。
    獲得したカードはすぐに自分のデッキの捨て山に捨てます。
  • チャージの獲得
    このターンに獲得したエーテルを2消費することで、プレイヤーマットの下のチャージトークン置き場に1個のチャージトークンを置きます。
    チャージトークンがフルになる(空きがなくなる)と、特殊能力を発動できる準備が整います。
    特殊能力の内容と発動できるタイミングは、プレイヤーマットに書かれています


  • 破孔の強化
    該当する破孔タイルの上面に記載されている強化に必要なエーテルを消費することで、矢印の方向(時計回り)に90度回転し、次回強化や開放するエーテル消費量が減ります。
    またこのターンのみ、その閉鎖状態の破孔タイルに呪文をセットできます。
  • 破孔の開放
    該当する破孔タイルの上面に記載されている開放に必要なエーテルを消費することで、破孔タイルを裏返して開放することができます。
    開放したら、ダメージが増加するものもあります。
  • 呪文を破孔にセット
    手札の呪文カードを開放状態の破孔タイルか、このターンで強化した破孔タイルにセットできます。
    破孔タイル1枚に対して、呪文カードは1枚だけセットでき、破孔タイルにセットしないと呪文フェイズで呪文はキャストできません。
  • セット中効果の発動
    破孔にセットされている呪文カードに「セット中:~」と記載されている効果があれば、その効果を発動できます。
  • 廃棄効果のコスト支払い
    ネメシスカードのパワーカードの廃棄効果に記載されているコストを消費することで、そのパワーカードを除去します。

手札補充フェイズ

このターンのメインフェイズでプレイした宝石/遺物カードを任意の順番で自分のデッキの捨て山に捨てます。
その後、手札が5枚になるまで自分のデッキからカードを引きます。
もしデッキが空になって引けなくなれば、自分のデッキの捨て山をそのままひっくり返して新しいデッキとします。
つまりデッキをシャッフルしないため、捨てる順番も重要になってきます。
また不要なカードは手札に残り続けて、捨てることもできないことに注意してください。

ネメシスターン

ネメシスカードには以下の3種類があります
  • アタックカード
    引いた瞬間に効果が発動して、すぐにネメシスデッキの捨て山に捨てられるカード
  • ミニオンカード
    ネメシスの手下のモンスターといったカードで、記載されている体力分の体力トークンをカードに載せます。
    ダメージを与えて、体力を0にするまで場に残り続けます。
  • パワーカード
    引いた時に「パワーx:」に等しい数のパワートークンをこのカードの上に置きます。このパワートークンが0になったタイミングで効果が適用されます。
    なお0になるまでに「廃棄:~」と記載されたコストを支払うことができたら、効果が適用される前にネメシスデッキの捨て山に捨てることができます。
まずは場に残っているミニオンカードとパワーカードの効果、「継続:~」に書かれている効果を適用します。
この際、古いカードから順に効果を適用しますので、カードが出てきた順番はわかるようにしておく必要があります。
パワーカードのパワートークンを1個取り除き、0になったら発動します。

次にネメシスデッキのカードを1枚引きます。
アタックカードや「即時:~」に書かれた効果を適用します。
パワーカードの場合、パワートークンを置きます。
もし攻撃を受けてプレイヤーの体力が0になったら、疲弊状態になります。
疲弊状態になってもすぐに敗北とはなりませんが、以下の順番で該当プレイヤーは処理します。
  1. ネメシスの暴走2回
  2. 破孔タイルを1枚除去
    セットされていた呪文カードは自分のデッキの捨て山へ
  3. 蓄えたチャージトークンをすべて捨てる
疲弊状態になったプレイヤーも以下制約はありますが、継続して戦えます
  • 体力は回復できない(0のまま)
  • 「体力が最も少ないプレイヤー」の対象にならない
  • ダメージを受ける場合、その2倍のダメージを代わりにグレイブホールドが受ける
    ※疲弊状態になったダメージの余剰分も同様

注意点

ゲームを何度かやった際に気になったり、注意が必要と感じた点を以下に記載します。
  • 仲間」は自分以外のプレイヤーを指します。
  • 破壊」は「捨てる」とは異なり、捨て山に行くわけではなく、ゲームから除外されます(デッキ圧縮になります)。

個人的な感想

もともとトレーディングカードゲームが好きで、デッキを作ったり圧縮したりでき、しかも協力して巨大な敵を倒すカードゲームということで、かなりはまってしまいました。
準備は少し大変で、カード効果など読まないとならない文字は多いのですが、ゲームシステムは理解しやすく、ゲーム自体はスムーズに進めることができると思います。

プレイヤーごとにいろんな特徴があるのは楽しいのですが、それ以上に色々なネメシスがデッキ構築を邪魔してきたり、サプライを減らしてきたりなど、それぞれ違った攻撃をして苦しめてくるのが、とても楽しめました。
倒せなかった場合、振り返ってみてプレイヤーを替えたり、サプライを替えたりと試行錯誤し、リベンジして勝てた時はかなりの充実感を味わえます。

拡張も終わりなき戦いレガシー新たな時代やいくつかのミニ拡張も一気に遊びました。
個人的にはレガシー、終わりなき戦い>基本セット>新たな時代の順で難易度が高く、この順に楽しかったと感じています。
ネメシスマットの裏に一応数字で難易度が記載されていますが、あまり参考にならなかったです。
新たな時代の拡張には探索行というプチレガシー要素があって、バトル1~バトル4とだんだん強くなっていく敵に順番に挑むのですが、こちらのレベルの方が参考になりそうです。
(ネタバレになりそうなので、レガシーは含めていません)

バトルレベル ネメシス名 収録
1 レイジボーン 基本セット
1 甲殻の女王 基本セット
1 アンブラ・タイタン 終わりなき戦い
1 縛鎖の騎士 虚空
1 魔蛆 新たな時代
2 歪んだ仮面 基本セット
2 暴食の公子 基本セット
2 荒廃の領主 名無きもの
2 群れの老婆 虚空
2 三度死せる預言者 外より来たりし闇
2 アラクノス 新たな時代
3 翻弄する者 名無きもの
3 茨乙女 虚空
3 虚ろなる冠 終わりなき戦い
3 套衣の魔道士 終わりなき戦い
3 永遠に歩く者 新たな時代
4 ゲートウィッチ 終わりなき戦い
4 レイスモンガー 外より来たりし闇
4 フェンリクス 新たな時代

他の拡張と組み合わせたり、ネメシスの難化ルールを適用したりと、これからもまだまだ遊べそうです!


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