【ルール&レビュー】ペイントザローズ
今回は「ペイントザローズ(Paint the Roses)」を紹介いたします。
舞台は不思議の国のアリスの世界で、各プレイヤーが持つ薔薇タイルの色や形の組み合わせを他のプレイヤーが推理し、合っていれば逃げれますが、間違えると追いつかれてしまうような鬼ごっこになっています。
特徴
ゲームの準備
上記内容物のうち、裏面が赤い薔薇タイルは庭園ボードの該当する番号に置き、裏面が緑色の薔薇タイルはガーデンバッグに入れます。
各種コマを既定の場所に置きます。
庭師は0番のマス目に。
ハートの女王はハートの44番のマス目に。
白うさぎは9番のマス目の下のウサギマークに。
ガーデンバッグから薔薇タイルを4枚引いて温室ボードに置きます。
Easy/Normal/Hardの気まぐれカードを種類毎に分けてシャッフルして、山札を作ります。
プレイヤー各自はヒントトークンを6個受け取り、気まぐれカードを1枚ずつ引いて自分だけ確認します。ここでEasyを選べるのは1人だけです。
難易度 | 組合せ数 | 進むマス | 推理の内容 |
---|---|---|---|
Easy | 10 | 1~2 | 4種類の色同士の組み合わせのみ |
Normal | 20 | 2~3 | 4種類の色同士の組み合わせか形同士の組み合わせのみ |
Hard | 36 | 4~5 | 4種類の色と形の組み合わせ |
あとは順番を決めたら準備完了です。
勝敗条件
- 勝利:庭師がハートの女王に捕まる前に、庭園ボードのマスすべてに薔薇タイルを置く
- 敗北:庭師がハートの女王に捕まる
ゲームの進め方
手番プレイヤーごとに以下手順を勝敗条件を満たすまで繰り返します。
- 温室ボードから薔薇タイルを1枚選んで、庭園ボードの空きマスに置きます。
- ヒントトークンを今置いた薔薇タイル上に置きます。ここでは手番プレイヤー以外も置くこと。
- 少なくとも1人以上の気まぐれカードを推理して、正解したら右下の数字だけ庭師を進めます (図では4)。正解した場合、そのまま続けて他の気まぐれカードを推理して、庭師をさらに進めることもできます。
- ハートの女王を進めますが、もし推理が間違えていたら2倍の速度で進んでしまいます。
- 次の手番に移る前に気まぐれカードが手元にないプレイヤーは任意の山札から1枚引いて、ガーデンバッグから薔薇タイルを1枚引いて温室ボードの空きスペースに置きます。ここでもEasyの気まぐれカードを他プレイヤーが持っていたら、Easyは引くことはできません。
ヒントトークンの置き方は、置いた薔薇タイルと隣接するタイルの組み合わせが、気まぐれカードの2つのシンボルの組み合わせと一致している数だけヒントトークンを置きます。
ヒントトークンは推理が当たった場合に取り除きます。
つまり間違えた場合は気まぐれカードもヒントトークンもそのままなので、ハートの女王が近づきますが、次の推理は楽になります。
また、Normalの組み合わせはメモ用紙が付属していますので、〇×をつけて推理の手助けとなります。
薔薇マーカー数 | 正解時の移動マス数 | 不正解時の移動マス数 |
---|---|---|
0 | 1 | 2 |
1 | 2 | 4 |
2 | 3 | 6 |
3 | 4 | 8 |
4 | 5 | 10 |
個人的な感想
始めのころは推理を2択で運試しすることになったり、ガーデンバッグから引く薔薇タイルにも左右されるので、かなり運要素が強いゲームと感じていました。
しかし、温室カードの中からなぜこのタイルを選んで、なぜこの場所に置いたかまで推理していくとなかなか奥が深く、推理が当たった時は達成感を味わうことができます。
したがって今では、とても楽しくおすすめできる協力ゲームの一つになりました。
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