【ルール&レビュー】エルダーサイン(Elder Sign)

 今回は「エルダーサイン」を紹介いたします。


少し古いゲームですが、協力して「エンシャントワン」と呼ばれる強大な化け物を倒すダイスゲームです。
ダイスゲームと言うと、運任せゲームという印象があるかもしれませんが、ダイスの目をキープしたり、目を変えるアイテムをどこで使うか、など戦略要素もあります。
世界観はクトゥルフ神話の世界なので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、個人的にはゲームにマッチしていて、とても気に入っています。
(ゾンビものもですが、ゲームに合いやすいテーマだと感じています)
エンシャントワンを封印するために「旧き印(エルダーサイン)」を集めることが目的ですが、もし集める前に復活してしまっても、復活したら負けでなく、直接対決して勝てば良いという設定も魅力的なゲームシステムになっています。

目次

特徴

ゲームの準備


内容物とセットアップ例になります。
8枚あるエンシャントワンカードのうち、今回戦うエンシャントワンを選びます。
時計は12時を指します。
モンスターマーカーは袋に入れておくことをおすすめします。
冒険カードはシャッフルし、6枚ほど場に並べます。
次に各プレイヤーに自分が担当する探索者カードコマを配ります(選び方は自由)。
以下のように探索者カードに記載された耐久度トークン正気度トークンを受け取り、初期装備に記載されているアイテムカード手がかりトークンを受け取ります。
なお探索者カードごとに異なる特殊能力があるのはリプレイ性を高めてくれます。


そして親プレイヤーを決めて、神話カードをシャッフルして山札とし、1枚引いて上段の即時効果と下段の持続効果を適用します。
以上で準備は完了です。

勝敗条件

勝利条件
  • エンシャントワンの封印:エンシャントワンカードに記載されている旧き印の数以上の旧き印を集めた時
  • エンシャントワンの撃破:エンシャントワンとの戦闘で、破滅トラックから最後の破滅トークンを取り除いた時

敗北条件
  • 全探索者カードが箱にしまわれた時
  • エンシャントワンとの戦闘時、全プレイヤーが死亡した時
死亡:探索者の正気度か耐久度のどちらかが0以下になると死亡します。
ただし死亡しても、エンシャントワンとの戦闘時以外なら、以下の処理をして、他の探索者カードを受け取って復活(初期準備と同じ状態)できます。※他の探索者カードが残っていなければ、脱落します
  • 死亡した探索者カードとコマを箱にしまう
  • 破滅トラックに破滅トークン1個を加える
  • 持っていたすべてのアイテム、協力者、冒険カードを山札の底に戻す
  • 手がかりトークンとモンスターマーカーを返却
エンシャントワンとの戦闘で死亡した場合、復活はできずに脱落しますが、手番の時に時計の針を3時間ほど進めます
死亡してエンシャントワンが復活した場合も同じです。

ゲームの進め方

親プレイヤーから以下の手番を行います。
  1. 移動フェイズ:探索者コマを行動する冒険カードかエントランスシートに移動
  2. 解決フェイズ:冒険カードの場合、ダイスを振ってタスクに挑戦。
    エントランスシートの場合、応急処置所遺失物取扱所売店の中から1つだけアクション(購入)できます。


  3. 時計フェイズ:時計の針を3時間分、時計回りに進めます。もし12時になる、または12時を過ぎる度に、新しい神話カードを引いて、効果を解決します。
手番が終わったら、時計回りに次のプレイヤーが手番を行います。
以下からこのゲームの醍醐味である解決フェイズの詳細を説明します。

解決フェイズ

冒険カードには異世界冒険カードというものもあります。
これは場に並んでいる冒険カードとは異なり、冒険の報酬で引くことができる特別な冒険カードで、一般的に達成した時の報酬が豪華です。


選んだ冒険カードのタスクに挑戦しますが、横一列が1つのタスクになり、ダイスをまとめて振ってから1つのタスクずつ解決していきます。
基本的には6つの緑色のダイスを振りますが、アイテムカードなどを使用して黄色や赤色のダイスも追加して振ることもできます。
(逆にロックダイスなどで、使えるダイスが減る場合もあります
1つのタスクのアイコンに該当する出目がそろうか、そろわないかで達成、未達成となります。
  • 1タスクを達成:タスクのアイコンの上にその出目のダイスを置いて、そのダイスは使用不可とします。もし複数のタスクを達成していたとしても、達成できるタスクは1つのみです。
  • どれも未達成:今振ったダイスの中から1つを捨てて、このダイスはもう手番中には使えないことになります。もし「恐怖」の目が出ていた場合、冒険カードの「恐怖」効果と神話カードの「恐怖」効果を適用します。そしてフォーカスアシストを行うことができます。
行動 対象 回数 内容
フォーカス 自分 1回 失敗ロールのダイス目を1つほど探索者コマ上に確保できる。この手番中のタスクの達成に使用可能で、使わなかった場合は場に戻す。
アシスト 他の探索者1人 1人1回 失敗ロールのダイス目を1つほど、同じ冒険カード上の他の探索者コマ上に確保できる。使い方はフォーカスと同じ。ただし、すべてのタスクを達成できなかった場合、アシストした探索者は正気度か耐久度を1点失う。

こうして冒険カードのすべてのタスクを達成しなければならないが、未達成(失敗)するたびに振れるダイスが減っていくことになります。
なお手がかりトークンを使用することで、1個以上のダイスを選んで振りなおすことができます(使ったトークンは返却します)。
振れるダイスがある内にすべてのタスクを達成できなければ、冒険失敗となって冒険カードのペナルティ(左下の赤い箇所のアイコン)を受けて、タスク上のダイスを戻します。
逆にすべてのタスクを達成できれば冒険は成功し、冒険カードの報酬(右下の白い箇所のアイコン)を受けて、その冒険カードをトロフィーとして獲得します。
なお獲得したカードが異世界冒険カードの場合はそのままですが、冒険カードの場合は山札から1枚公開して補充します(冒険カードは常に6枚公開されます)。


ペナルティや報酬は、基本的にはアイコンマークのカード(通常アイテムカードなど)やトークン(旧き印トークンなど)を受け取りますが、モンスターが現れた場合、袋内のモンスターマーカーを1枚引きます
それから冒険カード上の以下の白枠のモンスタータスクの上に重ねて置きます。
  • 空欄型モンスタータスク:何もない空間の白枠に、モンスターマーカのタスクを追加
  • 全体型モンスタータスク:すでに存在するタスクを囲む白枠に、モンスターマーカーのタスクを置換
  • 部分型モンスタータスク:すでに存在するタスクの一部の白枠に、モンスターマーカーのタスクを追加
複数の冒険カードに白枠が複数残っていれば、どれに置くかは手番プレイヤーが決めれますが、モンスタータスクの白枠が空いていない場合、任意の冒険カードの最下段に追加タスクとしてモンスターマーカーを置きます
ここで、1つの冒険カードに集中してモンスターマーカーは置けず、可能な限り平均的に配置しなければなりません。


モンスタータスクを達成した場合、もし冒険失敗してもそのモンスターマーカーはトロフィーとしてゲットできます。
モンスターマーカーのトロフィーの値は、裏面に記載されています。

エンシャントワンの復活

エンシャントワンカードの破滅トラックの最後のマスに破滅トークンが置かれたら、エンシャントワンが目覚めます。
(復活した直後は、常に破滅トラックの破滅トークンは埋まっています)
こうなったら直接エンシャントワンと戦わなければなりません。
冒険カードやモンスターマーカー、ロックされているダイスはすべて箱に戻し時計フェイズに移行します。
以降、手番順に以下戦闘手順を行います。
  1. 攻撃フェイズ:エンシャントワンの戦闘タスクをダイスが振れるまで挑戦します。タスクを達成するたびに破滅トラックから破滅トークンを1つ除去します。
    なお、ここではフォーカスとアシストは行えません。


  2. 時計フェイズ:時計の針を3時間進めます。もし12時を指したら、エンシャントワンカードの攻撃が実施されます。この攻撃で死亡した場合は破滅トークン1個を破滅トラックに追加し、復活はできず攻撃はできませんが、時計フェイズで時計の針だけ進めます。
この手番を繰り返して全員が死亡する前に、破滅トラックから最後の破滅トークンを取り除けたら逆転勝利です!

注意点

  • 赤色ダイスの方が黄色ダイスよりも強力
    黄色ダイス:恐怖の代わりに探索4の目がある
    赤色ダイス:黄色ダイスの探索1の代わりに、何にでもなるワイルドの目がある
  • アイテムカード、呪文カード、協力者カードは自分の手番でのみ使用可能
  • 呪文の効果で確保したダイスは誰の手番中でも使用可能
    ※フォーカスやアシストと異なり、タスクを達成した場合も確保可能
    確保したダイスが使用されたタイミングで、呪文カードは山札の底に戻ります。

個人的な感想

死亡してすぐに脱落というわけではない(最大16回死亡できる)ので、ゲームの難易度としてはそれほど高くないかもしれません。
ただしタスクの達成条件は難しいので、ゲームバランスとしてはちょうど良いです。
人数が増えるほど難易度が高くなる印象なので、ぜひ最大の8人で遊んでみたいところです。
ゲームの世界観としては、封印するための旧き印が売店で売られているのはどうなのよ、と思われる方もいるかもしれません。
しかし、報酬で旧き印がある冒険カードが出てこないと間延びしてしまうので、個人的には歓迎する設定と感じています。


カードやマーカーが小さく、文字が小さいのが少し難点かもしれません。
少しルールを間違えそうなところがありますが、すぐに慣れると思います。
協力ゲームと言うのが良いポイントで、確率の低い目が出た時にはみんなで喜べます!
エンシャントワンが8体から選べるので、何度も遊びたくなります。
エンシャントワンによっては、復活してから倒した方が楽だったりといろいろ特徴があって、戦略も楽しめます。
拡張も出ているので、入手できたらぜひ試したいです。

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